2012年5月15日火曜日

Startup Weekend Tokyoで優勝しました!


先週末、Startup Weekend Tokyoというイベントに参加してきました。
そしてなんとまさかの優勝を勝ち取りました。w
いやーうれしい!ということで久しぶりにブログでも書こうか。

Startup Weekend Tokyoとは

まあ簡単に言うと3日間で見知らぬ人とWebサービスやアプリを作って公開してみようというイベントなんですが、2007年にコロラドで始まって以来65カ国200都市以上で開催されている有名なイベントです。

僕も実は去年サンフランシスコにいる時にシリコンバレーで行われたStartupWeekendを見に行ったことがあって、一度自分も参加したいと思っていました。

1日目(金曜日の夜)

さて19時に開催場所であるOpen Network Lab(デジタルガレージ)に行くとすでに多くの人が集まっていました。まわりを見たら知ってる顔もチラホラ。いやー知らない人とサービスを作るとは言え、知ってる人がいて少しホッとしました。


一日目は最初にオーガナイザーのJonny LiさんとDongYol LeeさんがStartup Weekendの概要ルールを説明。その後、簡単にチームを作ってランダムに与えられたキーワード2つを使って、おもしろいビジネスアイデアを作る練習。僕のチームの与えられたキーワードは「ねこ」「メガネ」。10分くらいブレストして、かけたら周りがみんなネコに見える[
Nekomegane.comを提案しました。しょうもなさすぎてワロタww


その後は自分のアイデアをみんなの前で1分間ピッチして自分のチームに入ってもらうというアイデアピッチ。しかし、ピッチする人が多くてビックリ。100人中50人くらいピッチしてたんじゃないかな?もちろん僕もやりましたよ。海外に日本のラーメンを定期販売するサブスクリプションサービスをプレゼン。見事撃沈。ww 
この時色んなアイデアのピッチを見ましたが、StartupWeekendに持ってくるアイデアというのは結構難しいですね。あんまり壮大な課題過ぎても3日で作れないから何やればいいんだってなるし、ラフなアイデアだと人集まらないし。
結局この中で人気のあった13アイデアが選ばれて自分のチームに勧誘するという感じです。
僕はこの日は終電があったので、入るチームが決まらず泣く泣く帰宅。

2日目(土曜日)

朝、完全に寝坊。会場まで行くのに一時間掛かるし、チーム決まってないし本当に行こうかどうかかなり迷いました。ここで行かなかったら今回の優勝はなかったから本当に行くという決断をして良かった。w

会場に行くとまだチームが決まってない人達のために各チームがうちに入ってくれとプレゼンしてました。僕は一応デザイナーのシールをつけていたので、色んなチームからデザイナーさん欲しいんですよーと勧誘されまくり。(そんなに自分でデザインやらないんですがw)
昨日のプレゼンで優秀な人達多そうだし、プログラマーも結構な数参加していたし、結構7〜10人くらいのチームが一杯できていってるし、これはどこのチームに入ろうかと迷っていると、そんな中で人が集まっていなさそうな3人のチームを発見。聞くと家計簿アプリを作るということで、なんというありきたりなテーマwwと思っていたのですが、見てるとなんか本当に3人だけだしちょっとだけ可哀想になってきて、Joinを決意!

実は後で聞いたら、このチーム1日目のアイデアピッチで選ばれてないにも関わらず、似たアイデアを持った丸谷くんと菅沼さん、そしてその2人を繋げた子吉くんの3人がLeeさんにお願いして無理やり作ったチームだったらしいです。人が集まらなかったのもわかる気がw


とは言え、やるからには真剣にやろうということで
アイデアブレストをはじめました。

しかし、家計簿アプリなんてレッドオーシャン中のレッドオーシャン。
これでどう差別化するのか、本当に悩みました。

リーダー丸谷くんは毎月なぜか財布からいつのまにかお金が無くなっているお金の流れを可視化したいというニーズを持っていました。しかも色んな家計簿アプリを試したが1日も続いたことがないと極力入力とかはしたくないと。聞いていて僕もそうだよな。まわりの参加者に聞いても絶対みんな一回は使ったことはあるけど誰も続いてない。
僕もZaimとかはダウンロードしてみたけど一回入力してそれ以来使ってない。
あれだけ家計簿アプリがあっても誰も続いてない。ひょっとすると家計簿アプリを続けれるようにできれば、かなりのイノベーションなんじゃないか?

ということでこのアプリのコンセプトは

超かんたん入力(というか入力させない)&超続けられる

そしてすべてのお金の流れを可視化する

という所に決まりました。

アプリ名は「Cashflow365」

そう完全にパク、、カバーです。僕も毎日使っている素晴らしい写真共有アプリmy365からインスパイアされてつけました。ww なぜか悩むこともなく即決でした。
もうこの時点で真剣にやってないこと丸出しですね。w 

アプリ名は決まったがどうやって差別化するんだという部分は
かなり色んな議論がでました。
以下、Cashflow365のアイデアです。

簡単入力(入力をさせないという)部分。


まず、支払の方法というのは3パターンあり
1,現金 2,クレジットカード 3,Suica,Pasmoなどの電子マネー
この3つのお金をいかに簡単にしていくかという部分ですね。

1,現金
・レシートをカメラで撮ってOCRで読み取り
・音声入力に対応

2,クレジットカード
・クレジットカードは使った瞬間に自動登録
(OCN家計簿のように)
マスターカードなどもAPIを公開していく予定になっていたり、今後はクレジットカード業者のAPI提供が拡大していくのではないでしょうか。

3,  Suica,Pasmoなどの電子マネー
ここはNFC対応のケータイはSuicaにかざすだけでデータを読み取れるようにする。

というアイデアです。これらで入力の手間は極力省けると思います。

そして、続けさせるという部分

みんな一度は家計簿をつけようと頑張るのですが結局モチベーションが続かず止めてしまいます。

人間のモチベーションというのは2パターンあると思っていて
・楽しくすることで続けられる人
・恐怖心や強制しないと続けれない人

僕らはここでヒラメキました。

家計簿を続けなかったら
強制的に課金させてしまおう!とw
しかもそれは自分達の懐に入れるのではなしに

寄付させてしまおう!




そう、完全にネタです。
しかし、これを色んな人に見せたらまあまあの反応。StartupWeekendスタッフの佐々木さんに至っては大爆笑!w 途中でメンタリングに来ていただいたカヤック柳澤社長からも「名前いいねぇ!」と名前のインパクトを評価いただけました。w

とりあえず、これで企画の骨子は決まったのですが、いざプロトを作り始めようとしたらなんとすでに夕方でした。なんという時間の速さ。。

そこから急いで作りはじめました。僕はデザイナーとしての参加だったのでまずロゴ作りから。こんなロゴが出来上がりました。


そこからまた10時までにサービスのプロモーション動画を作れと言われて急いで30分くらいでこんな動画を作り。。もう完全にネタチームですね。



時間も23時を過ぎ会場も閉まるので出ていかなければいけなかったんですが、全くアプリのデモも出来てなかったのでうちの秋葉原のオフィスで徹夜で開発ということに。w


とまあそんなこんなで2日目終了。

3日目(最終日)


ほぼ徹夜で会場へ。マジ眠いっす。まあチームの中でも菅沼さんは早々に帰り、丸谷くんも5時くらいに帰り、僕も6時くらいからうたた寝してたので実質ずっと開発してたのは子吉くんだけなんですがw

3日目もスタートして他のチームはデモを作ったり、まだアイデアをまとめていたりと様々でしたが、余裕なチームは一つもありませんでしたね。

こんな感じでみんな開発がんばってます。

うちのチーム

僕はというと3日目は半分寝てました。wなのであんまり記憶がありません!
寝ながらデザインしてました。w

ということであっという間にプレゼンの時間。
なんとか動くデモは作れたので後はプレゼンがうまくいくかと、続けなかったら強制寄付ネタが観客に受け入れられるかどうか。

もう書くのがめんどくさくなってきたので結果だけ書くと

会場の投票と審査員の投票、両者ともで1位
我がCashflow365チームが優勝となりました!



チームの人数も一番少なく、あまりキャッチーなテーマでもなかったので、僕らからしたらまさかという感じです。w 家計簿が続かなかったら強制寄付のモデルもそうですが、やはりちゃんと動くデモを作ったのは大きかったですね。カヤックの柳澤社長からもお褒めの言葉を頂き感無量。



2日目に寝坊したときは本当に帰ろうと思いましたが、そのままやって本当によかった。とても良い仲間に出会えたし、他のチームの人達もすごく意識が高くて刺激になりました。本当に素晴らしいイベントだと思います。

この3日間で作ったCashflow365というアプリですが、ローンチできるレベルに行くにはまだまだです。チームも4人でみんな自分達の仕事を持っているのでどこまでできるか、非常に今悩ましいところなんですが、ローンチしたらぜひ使いたいという意見をかなり多くの方から頂いているのでなんとか実現するために動いて行きたいと思っています。

ただ僕達だけの技術では難しい部分もあるので一緒にCashflow365の開発に関わってくれる人を募集します。このアプリはこれからがおもしろいNFC分野に関わるアプリなのでNFCに興味がある方ぜひお声かけください!

@tsuchinao83




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